コーヒーの名前の由来と漢字の由来【なぜ「珈琲」と書くのか】

コーヒーの名前の由来と漢字の由来【なぜ「珈琲」と書くのか】

7月 18, 2019
知識

私たちが普段何気なく飲んでいるコーヒーですが、コーヒーの名前の由来や、なぜ漢字で「珈琲」と書くのか、気にしたことがある人はなかなか少ないでしょう。

今回はコーヒーの名前や漢字の由来についてご紹介していきます。

コーヒーという名前の由来

Jedane, Ethiopia, Women, Children, Boys, Water

英語表記では” coffee “
日本でもこの「コーヒー」という呼び方が一番慣れ親しんでいます。

ドイツ語では” kaffe “(カフェー)
イタリアでは” caffè “(カッフェ)
と言われるそう。

国によって様々ですがその由来は、コーヒーの原産国である「エチオピアの地名である「カファ」に由来している」といわれています。
またワインをアラビア語では「カフワ」といいます。
コーヒーを飲むとワインやお酒を飲んだ時のような気分の高揚感があることから、
この「カフワ」が由来となっている。といった説もあるようです。

珈琲の漢字の由来は髪飾り?

漢字では「珈琲」と書きますが、なんだか難しく、書きにくい感じですよね。
「可非」「可否」「黒炒豆」などコーヒーの当て字はいくつかありましたが、最終的に落ち着いたのが「珈琲」
珈琲は「珈」「琲」の二つから成る当て字と言われています。

なぜこの二つの漢字が用いられるようになったのでしょうか。
一文字ずつ紐解いていきましょう。

まずは「珈」という漢字。
こちらは音読みだと「カ」と読みますが、訓読みだと「かみかざり」と読みます。
漢字の意味として「玉をたれさげたかんざしの一種」とあります。

この時点でピンときた人は鋭いです。
続いて「琲」についてご説明。

こちらは音読みで「ヒ/ハイ」と読みます。
意味としては「玉を連ねた飾り」
どちらの漢字も玉が関連していますね。

珈琲

コーヒーの木に実った赤い実が当時、女性がつけいていたかみかざり(かんざし)に似ているため、女性の髪飾りに使用されている玉飾りを意味する「珈」と、その紐を意味する「琲」を組み合わせ「珈琲」という表記が完成したというわけです。
確かに赤いコーヒーの実が連なっている様子と女性の髪飾りって似ていますもんね。
なんだか素敵な漢字の由来ですね。

珈琲の命名者は宇田川榕庵

珈琲の漢字を命名したのは宇田川榕庵(うだがわようあん)と言われています。

宇田川 榕菴(うだがわ ようあん、1798年4月24日寛政10年3月9日) – 1846年8月13日弘化3年6月22日[1])は、名は榕、緑舫とも号した。宇田川榕庵とも表記される。それまで日本になかった植物学化学等を初めて書物にして紹介した人物である。元服前の14歳の時、江戸詰めの大垣藩医の家から養子に出され藩医となる。

宇田川家は蘭学の名門として知られ、養父である宇田川玄真、また玄真の養父である宇田川玄随、榕菴の養子である宇田川興斎も蘭学者、洋学者として知られる。

Wikipediaより

宇田川榕庵は、新しいもの好きだったといわれており、当時交流のあったオランダ商の館長と面会した際に、初めて飲んだコーヒーに大変興味を持ちました。
その際に上記で説明した「珈琲の名前の由来」を決定づけた人物として記されています。

まとめ

今回はコーヒーの文字の由来を紹介していきました。
コーヒーの語源である「カフア」はこのサイトの名前にも使わせていただいています。
コーヒーの原点はエチオピアの「カフア」という地名からきていること、また日本語での「珈琲」の由来は女性が身に着ける「かみかざり」から由来されていることには驚きでした。
珈琲の名前の由来を覚えておくとコーヒー好きと話が広がるかもしれませんね。