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コーヒーを美味しく淹れるためには、お湯の量や抽出時間が大きく関係してくる。
だからコーヒーマニアは精度の高いドリップスケールを持っているのだけど、DiFluid(ディフルイド) Microbalance(マイクロバランス)はCAFUAが使ってきたコーヒースケールの中でも過去一番の性能だ。
実勢価格15,000円程度で、なかなか手の出しにくい価格ではあるけど、何がすごくて、高いだけの価値があるのかじっくりレビューしていこうと思う。
目次
DiFluid Microbalanceのスペック
商品名 | DiFluid Microbalance(ディフルイド マイクロバランス) |
電源 | バッテリー充電方式 |
重さ | 440g |
バッテリー | 1000mAh |
サイズ | 縦135mm,横135mm,高さ26.5mm |
カラー | ホワイトのみ |
計測精度 | ±0.1g |
付属品 | コーヒースケール ×1 耐熱シリコンゴムマット ×1 充電ケーブル ×1 日本語取扱説明書×1 |
生産国 | 中国 |
価格 | ¥14,960 |
電源はUSBタイプCで充電するタイプだ。本体重量440gは重く感じるサイズだが、実際に使うと安定感があって使いやすい。
DiFluid Microbalanceの高い機能性
先に結論を言うとMicrobalanceはドリップコーヒーをほとんどしない人にとっては無用の長物だ。それくらい多くの機能が搭載されている。
だけど、美味しいコーヒーを淹れたい。コーヒーを趣味にしたい。コーヒーを楽しみたい。と思っている人にとってはこれほど良い選択肢はないと思う。主なポイントは下記通り。
豆一粒の重さが、瞬時に表示されるスピード感や精度は感動的だし、お湯を注ぐ速度まで可視化できる。
流速まで計れるコーヒースケールは、そう多くはない。(というより初めて使った)
DiFluid Caféアプリでコーヒーをさらに深掘る
スケール単体としての性能もさることながら、専用のアプリDiFluid Caféと連携するとさらに真価を発揮する。
MicrobalanceとDiFluid CaféはBluetooth接続ができ、以下のようなドリップ時のデータを確認し記録ができるのだ。
- 抽出までの時間
- お湯を注いでいる時の速度
- コーヒーの抽出量の推移
これらのデータを参考に、コーヒーの味わいを評価することで、「抽出までに時間がかかりすぎたから渋みが出た」など自分だけのコーヒーを研究する際に役立たせることができる。
また、DiFluid CaféはDiFluidから出ている「コーヒーTDS濃度計R2」とも連携が可能で、スケールとTDS濃度計を合わせて使えばコーヒーを研究するキットが完成される。
DiFluidのTDS濃度計R2 Extractdeとスケールでコーヒーを極める
スケールの設定を変更
またアプリを通してスケール本体の細かな設定変更が可能だ。以下のような項目をワンタップで変更することができる。
- 注ぐと自動でタイマー開始
- 自動タイマー停止
- ユニットロック
- 小数点表示
- 流速表示
- 操作音のレベル調整
- 画面のリフレッシュレート
スケールの上でドリッパーを回しただけで計測が止まってしまったり、豆の重さを計りたいだけなのにタイマーが作動してしまったりと、自動タイマーのスケールの不便な箇所が任意で変更できるのは素直に嬉しい。
操作音もONかOFFの2択ではなく小さい音にすることができるので、まさに痒い所に手が届く仕様だ。
アプリのアップデートは今後も行われる
近いうちに任意のタイミングで自動タイマーモードにできるアップデートが予定されている。
元々ONとOFFの設定しかなかったのだが、D(タイマー)ボタンを1回クリックした後、スケール上に「A」マークが表示され、この時お湯を注ぐ操作が行われるとタイマーが自動開始される。(少しややこしいが手動で自動タイマーモードにできる)これにより、コーヒー豆などの日常的な計量シーンでタイマーが作動される問題が解決できるのだ。
コーヒーを長く楽しむなら余裕で元が取れる
「重さと時間」が計れれば本来コーヒースケールとしての機能は十分なのかもしれない。コーヒースケールで1万円越えはちょっと・・・。と思う人も多いだろう。
けど、使ってみてここまで心が躍るようなスケールは初めてだったのも本音だ。
スケール本体を手で触れた時の質感。コーヒー豆や湯量を瞬時に表示させては止まる俊敏さ。さらにアプリでのデータ収集はこれまでのスケールでは味わえなかった体験だった。
値段はちょっと高いけど、、ストレスのたまらない表示速度やドリップデータで自分だけのコーヒーを作ったりと価格以上の価値を感じた。これから長く愛用していくつもりだ。