どう違うの?【1Zpresso】JXとJ-Maxを比較&使用感レビュー

どう違うの?【1Zpresso】JXとJ-Maxを比較&使用感レビュー

11月 25, 2021

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今回は、台湾メーカー【1Zpresso】(ワンゼットプレッソ)のコーヒーグラインダー「JX」と「J-MAX」をご提供いただいたので、比較&使用感を紹介します。

JXがおすすめの人
  • 高性能でコスパの良いミルが欲しい人
  • 繊細な挽き目調節が必要ない人
  • お家でしか使わない人
J-Maxがおすすめの人
  • 自分のお気に入りの挽き目を探求したい人
  • より使い勝手の良い高性能ミルが欲しい人
  • コレ1つで全て揃えたい人
  • アウトドアの使用も考えている人

2、3万円する高級ミルなので、買う前に自分に合うミルをしっかりチェックしましょう。

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1Zpressoについて

【1Zpresso】は台湾の手挽きコーヒーグラインダーメーカー。

高性能な手挽きコーヒーグラインダーが世界的にも有名です。

現在1Zpresso Amazon公式ストアで販売されているコーヒーグラインダーは、

の4種類。

icon
MINA

今回は、「JX」と「J-Max」を紹介します!

1Zpresso【JX】を開封

まずは、1番人気のJXから紹介します。

1ZPRESSO JX 箱
1ZPRESSO JX 中身

クッションが入った箱で届きます。

1ZPRESSO JX 中身 (2)

高級感があってカッコいい。

内容物

  • JX本体、ハンドル
  • お掃除ブラシ
  • オンライン説明書カード

詳しい使い方は、オンライン説明書カードに乗っているQRコードを読み取るか、URLを入力してネットで確認できます。

仕様

価格¥20,980
容量約30〜35g
重量702g
サイズ本体:高さ158mm、直径57mm、取手130mm
素材304ステンレス鋼、アルミニウム合金、木材
1ZPRESSO JX重さ
1Zpresso JXの重さ

【JX】の魅力

1.シルバーのシックなボディと滑りにくいゴム

1ZPRESSO JX 外観

しっかりとした重みはありますが、女性でも握りやすい太さ。

1ZPRESSO JX サイズ感

握る部分はゴム素材で覆われているので滑りにくくて使いやすいです。

1ZPRESSO JX ロゴ

1Zpressoのロゴが高級感とカッコよさを演出してくれます。

1ZPRESSO JX 上から

ハンドルのフタ部分が透明なので中が見えるのが面白い。

1ZPRESSO JX ハンドル

逆三角形のハンドルは木製で手に馴染みやすくなっています。

明るいカラーなのでナチュラルな印象も感じられます。

2.ステンレス鋼の48mmコニカル刃

1ZPRESSO JX ミル刃

耐久性のあるステンレス鋼の48mmコニカル刃。

刃が大きいので、とにかく軽く早く挽き終わります。

1ZPRESSO JX 挽き目調節つまみ

粉受けを外して、つまみを回して調節します。

1周が30クリックあるドリップ向けに設計されたミルですが、エスプレッソ用にもフレンチプレス用にも挽けます!

JX 粒度の目安

この説明を目安に自分の好みの粒度を見つけます。

3.便利な2種類の硬さのお掃除ブラシ

お掃除ブラシがとっても優秀!

1ZPRESSO JX 中身 (3)

硬めのブラシと柔らかめのブラシが上下に付いているので、コーヒー粉を取り除きたい箇所によってブラシの硬さを変えられるので、かなり綺麗にお掃除できます。

1ZPRESSO お手入れブラシ
硬めのブラシ
1ZPRESSO お手入れブラシ (2)
柔らかめのブラシ

毛量もしっかりあります!

1ZPRESSO JX J-MAX ミル刃お掃除

【JX】のお手入れ・分解

工具なしで簡単に全て分解できます。

1ZPRESSO JX 分解

基本的にネジを回すだけで分解できるのでお掃除もしやすいです。

説明書にも手順が書いてあります。

JXのポイント

良いところ

  • J-Maxと比較して価格が安い
  • 握るところがゴム素材で滑らない
  • 安定して軽く早く挽ける
  • 様々な挽き目にも対応している

気になるところ

  • 木製の持ち手が少しボサボサな部分があった
    (個体差があるのかも)

粒度については後ほどJ-Maxと比較しながら紹介します。

1Zpresso【J-Max】を開封

続いてJ-Maxを見ていきましょう。

1ZPRESSO J-MAX ケース
1ZPRESSO J-MAX 中身

J-Maxには専用のケースがセットです。

1ZPRESSO J-MAX 中身 (2)

さらに、エアダスターと滑り止めゴムバンド、お掃除ブラシも入っています。

内容物

  • J-Max本体、ハンドル
  • お掃除ブラシ
  • オンライン説明書カード
  • エアダスター
  • 滑り止めゴムバンド
  • 収納ケース

JX同様、詳しい使い方はオンライン説明書カードに乗っているQRコードを読み取るか、URLを入力してネットで確認できます。

仕様

価格¥28,980
容量約35〜40g
重量790g
サイズ本体:高さ180mm、直径57mm、取手140mm
素材ポリカーボネート、シリコン、ステンレス鋼、アルミニウム合金、木材
1ZPRESSO J-MAX重さ
1Zpresso J-Maxの重さ

【J-Max】の魅力

1.ダークグレーの存在感のあるボディ

JXよりもサイズが大きく重さもありますが、太さ(直径)は変わりません。

1ZPRESSO J-MAX サイズ感

胴体のデザインが網目の模様で個性的。

触り心地は、少しザラザラしていてマットな質感、握ると滑りにくい素材になっています。

1ZPRESSO J-MAX外観

付属品のバンドを着けるとより握りやすく挽きやすくなります。

1ZPRESSO J-MAX すべり止めゴムバンド

2.400段階の挽き目調節可能!さらに挽きやすくなったミル刃

チタンコーティングされた48mmコニカル刃は、JXよりも軽く挽けて、強度&耐久性もアップしています。

1ZPRESSO J-MAX ミル刃

JXのミル刃と色や形が少し異なります。

1ZPRESSO JX J-MAX ミル刃
左:J-Max 右:JX
※30g程度挽いた後のミル刃

計400クリックで、1クリックごとに8.8ミクロンと、とにかく細かい調節が可能。

挽き目調節は、外側についているダイヤル部分を回して設定します。

1ZPRESSO J-MAX 外部挽き目調節

毎回、粉受けを外す必要がなく、すぐに調節できるのでとっても便利です。

J-Max 粒度の目安

JXと同様、トルココーヒーからフレンチプレスまで自由自在に挽けます。

3.磁石で簡単に着脱できる粉受け

JXとの大きな違いの1つである、粉受けの着脱方式。

1ZPRESSO J-MAX 磁石の粉受け
丸い磁石が均等に並んでいます

J-Maxの粉受けは磁石で付いていて、外すときは軽くひねりながら引くと簡単に取れます。

とっても便利!

そのまま引っ張るだけでは簡単に取れないので、コーヒー粉を撒き散らかす心配もなさそうです。

4.挽くときに滑らない底面の滑り止め

1ZPRESSO J-MAX すべり止めゴム

ミルを置いて挽くときに滑らないよう、粉受けの底面には滑り止めが付いています。机に置いたときに「カツン」という音がでないのも嬉しいポイント。

icon
MINA

毎回滑るストレスがなくなるのはうれしい!

5.持ち運びにも最適な専用ケース

1ZPRESSO J-MAX 外観

ミル本体と付属品のお掃除グッズが全て収納できる専用ケースは、持ち運びにも便利です。

ケースもしっかりしているので、アウトドアでも活躍しそう。

6.より綺麗に掃除ができるエアダスター

1Zpressoのロゴ入りのエアダスターが可愛いです。

1ZPRESSO J-MAX エアダスター
サイズ感も小さくてかわいい

ブラシでは取り切れないコーヒー粉はエアダスターで吹き飛ばして綺麗にお掃除できるので便利ですよ!

1ZPRESSO J-MAX エアダスター

【J-Max】のお手入れ・分解

J-Maxも工具なしで分解できますが、少し特殊です。

1ZPRESSO J-MAX 分解

外部に挽き目調節があるミルは初めてなので、少し分解に手こずりましたが説明書を見ながら進めれば何とかできます。

慣れるまでは少し大変に感じるかもしれません。

J-MAXのポイント

良いところ

  • 粉受けを外さなくても挽き目調節ができる
  • 様々な挽き目にも対応している
  • JXと比較してより軽い力で挽ける
  • 磁石の粉受けで着脱が楽ちん
  • ミル底面の滑り止めで挽く時のストレスがない
  • 専用ケースがあるので収納できる&持ち運びにも便利

気になるところ

  • JXと比較して価格が高い
  • けっこう重い
  • 組み立て・分解が特殊で少し難しい

【JX】と【J-Max】の粒度や味を比較

実際にそれぞれ挽いて、挽きやすさや粒度の均一性、味わいを比べました。

1ZPRESSO JX
JX
1ZPRESSO J-MAX
J-Max

挽きやすさ・粒度

さすがの最高レベルのミル。

挽きやすさは、どちらも低価格帯のミルに比べると軽く、早くあっという間に挽き終わります。

JXとJ-Maxなら、J-Maxの方がもっと軽く挽ける印象です。

極細挽きが比較的軽く挽けるので、毎回挽くのも手間に感じなくなると思います。

1Zpresso JX,J-Max 粒度比較

粒度の均一性は、JXとJ-Maxで大きな違いは感じられず、極細挽き~中細挽きまではどちらも粒度がきれいに揃っているように感じられました。

粗挽きくらいになると、多少バラつきがあるような気もしました。

また、J-MaxよりもJXの方がより粗く挽けます。

粒度比較の感想
  • 挽きやすさは、少しだけJ-Maxの方が軽い印象
  • 粒度は、どちらも極細挽き~中挽きまでは、とても揃っている
  • どちらも粗挽きくらいになると、多少バラつきが増える
  • JXの方がより粗く挽ける

味わい

では、JXとJ-Maxでコーヒーに味の違いがあるのか比較します。

同じ豆を使い、「中挽きでカッピング」「エスプレッソ抽出」でそれぞれ比較しました。

JX・J-Max味の比較
中挽き
JX・J-Max味の比較 (2)
J-Maxのエスプレッソ
JXのエスプレッソも飲みました。

中挽きの方は、どちらも微粉が少ないからか、雑味はほとんど感じず、豆本来の良さが引き出されていると思いました。

エスプレッソは普段飲まないので、明確に違いを理解できたか自信はありませんが、

「中挽きでカッピング」「エスプレッソ抽出」の2パターンでJXとJ-Maxの味を比較してみて、

  • JX:角がなく、まろやかでバランスが良い
  • J-Max:JXより豆の特徴がはっきり感じられる

ように感じました。

エスプレッソをミルクで割ってカフェラテで飲むなら、豆の特徴が感じやすいJ-Maxで挽いて、ミルクで調和させて楽しむのが良いかなと思います。

味わい比較の感想
  • どちらも雑味がほとんどない
  • JXの方が角がなく、まろやかでバランスが良い
  • J-Maxの方が、豆の特徴がはっきり感じられる
  • カフェラテにして飲むなら、豆の特徴が感じやすいJ-Maxがおすすめ

まとめ:【JX】と【J-Max】どちらが良いのか

1ZPRESSO JX J-MAX

JXとJ-Maxの違いをまとめると以下のようになります。

JXJ-Max
ミル刃ステンレス鋼チタンコーティング
挽き目調整ダイヤル内部外部
ミクロン/1クリック258.8
磁石の粉受け×
底の滑り止め×
重さ702g790g
価格¥20,980¥28,980
付属品お掃除ブラシお掃除ブラシ
エアダスター
滑り止めゴムバンド
収納ケース
まろやかはっきり

JXとJ-Maxを使ってみて、ミルに大きな性能の差はないと感じました。

ただ、何年も使っていくうちに、J-Maxのチタンコーティングのミル刃の良さが実感できるかもしれません。

味わいに関しては、よりまろやかな味が好みならJX、はっきりした味わいが好みならJ-Maxがおすすめです。

JXでも十分すぎるくらい高性能ですが、さらにかゆいところまで手が届いたのがJ-Maxだと思います。(重さや分解の複雑さはありますが)

より繊細な挽き目調節や、外部の挽き目調節ダイヤル、その他の付属品に、8,000円の価格差の価値を見いだせる方はJ-Maxを、コスパ重視で高性能なミルを手に入れたい方は、JXが良いのではないでしょうか。

【まとめ】JXとJ-Maxどちらが良いのか?
  • 2つのミルに大きな性能の差はない
  • チタンコーティング刃の耐久性がまだ分からない(J-Maxの方が長く使えそう)
  • J-Maxの特徴(400段階の挽き目調節や、外部の挽き目調節、磁石の粉受け、底の滑り止め、エアダスター、収納ケース)に価格差の価値を見いだせる方はJ-Maxがおすすめ
  • コスパ重視で高性能なミルを手に入れたい方はJXがおすすめ
  • まろやかな味が好みならJX、はっきりした味が好みならJ-Maxがおすすめ

提供:1Zpresso