コーヒーに関するよくある疑問

コーヒーに関するよくある疑問

コーヒーの基礎知識

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ドリップコーヒーとエスプレッソコーヒーの違いは?

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ドリップコーヒーは、紙などのフィルターにお湯を注ぎ、コーヒーを抽出したもの。
エスプレッソコーヒーは、コーヒー豆を細かく挽いて、高温・高圧で一気に抽出したもの。

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アメリカンコーヒーとアメリカーノの違いは?

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アメリカンコーヒーは、浅く焙煎したコーヒー豆を多めのお湯で抽出したもの。スッキリした酸味を味わうことができます。
アメリカーノは、エスプレッソにお湯を加えたもの。
(アメリカンコーヒーはドリップコーヒー、アメリカーノはエスプレッソに分類されます。)

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カフェラテ/カフェオレ/カプチーノ/カフェモカの違いは?

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  • カフェオレ…ドリップコーヒーにミルクを入れたもの
  • カフェラテ…エスプレッソに泡立てたミルクを入れたもの
  • カプチーノ…エスプレッソに泡立てたミルクを多く入れたもの
  • カフェモカ…エスプレッソに泡立てたミルクとチョコレートソースをトッピングしたもの

【詳しくはこちら】カフェオレとカフェラテの違いは?カプチーノとカフェモカの特徴も解説!⇒

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レギュラーコーヒー/インスタントコーヒーの違いは?

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レギュラーコーヒーは、焙煎したコーヒー豆、またはそれを挽いた粉のこと。フィルターなどでろ過して抽出します。
インスタントコーヒーは、レギュラーコーヒーを抽出したものを乾燥させた粉末。そのままお湯を注いで溶かして飲みます。

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カフェインレスコーヒー/ノンカフェインコーヒーとの違いは?

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カフェインレスは、EUの基準で99.9%以上カフェインを除去したもの。(デカフェも同じ)
ノンカフェインは、カフェインが含まれていないもの。

【詳しくはこちら】就寝前はデカフェを。その意味と効果、おすすめコーヒーを紹介⇒

コーヒーの効果・副作用

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コーヒーのカロリーや栄養成分、カフェインの量は?

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コーヒーの成分は、ほぼ水分なのでコーヒーから栄養は取れません。しかし、カフェインやその他の成分で様々な効用があります。
コーヒー1杯(約10g)を150mLとした場合、カロリーは4.1kcal、カフェイン量は0.06gです。

エネルギー4.1kcal
炭水化物0.7g
タンパク質0.2g
ビタミンB20.01mg
ビタミンB30.8mg
ナトリウム1mg
カリウム65mg
カルシウム2mg
マグネシウム6mg
リン7mg
水分98.6g
ビオチン(B71.7µg
カフェイン0.06g
タンニン0.25g
100gあたりの栄養価(浸出法:コーヒー粉末10g/熱湯150mL)

【詳しくはこちら】コーヒーのカフェイン量や効果について⇒

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コーヒーの副作用は?一日何杯飲んでいいの?

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コーヒーに含まれるカフェインによって、頭痛や不眠などの睡眠障害、頻尿、身体的・精神的依存、妊婦への影響、アレルギー症状が出る場合があります。

一日に摂取するカフェインの量は、400㎎までが望ましいとされています。個人差はありますが、だいたい一日3杯までにとどめておくのが良いです。飲みすぎると、健康面に悪影響を及ぼす可能性があります。

【詳しくはこちら】コーヒーのカフェイン量や効果について⇒

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コーヒーはダイエットに効果があるの?

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コーヒーに含まれているカフェインには、リパーゼと呼ばれる血中の脂肪を分解し消化酵素を活発にする働きがあり脂肪燃焼効果を高めると言われています。
このリパーゼには代謝を促進する働きもあるので、食後や運動前、入浴前などにカフェインを摂取すれば、より効率的に脂肪を燃焼することができるとされています。

また、コーヒーに含まれているポリフェノールの一種であるクロロゲン酸も脂肪燃焼効果があります。
クロロゲン酸は、脂肪分解を促進し、脂肪の吸収を抑える働きがあると言われています。
さらにアイスコーヒーではなくホットコーヒーの方がより代謝が上がるため脂肪燃焼に効果的とされています。

【詳しくはこちら】コーヒーを飲むと太る?ダイエットに効果的な飲み方とは⇒

【関連記事】あなたに合うダイエットコーヒーが見つかる!おすすめランキング4選⇒

コーヒーを買う

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美味しいコーヒーはどこで買う?豆と粉どっちが良い?

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美味しいコーヒーを買うなら、焙煎の日が浅いものを選びましょう。
ネット通販やお近くの自家焙煎のお店なら、焙煎したての新鮮なコーヒーを買うことができます。
また、粉で買うよりも豆の方が鮮度を保ちやすいのでおすすめです。

【詳しくはこちら】コーヒーの保存方法 いつでも新鮮で美味しいコーヒーを飲むには⇒

【関連記事】ギフトにもおすすめ!おしゃれなコーヒーオンラインショップまとめ(定期便も)⇒

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新鮮で美味しいコーヒー豆の見分け方は?

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  • 焙煎したてかどうか
  • 豆の状態が見れるなら、豆の色が均一できちんとハンドピックされているか

まずは焙煎したてであること。そしてハンドピックがきちんとされており欠点豆がないこと。
また、スペシャルティコーヒーと名が付いているものは、審査で品質が高いと認められたものなので美味しいコーヒーの基準になります。

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どんなコーヒーが好みなのかわからない…

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色んなコーヒーを飲んでみましょう。まずは、焙煎度合いで浅煎り(酸味)が好きか、深煎り(苦味)が好きか、中煎り(バランス)が好きかを選びます。次にコーヒーの個性(香りやコク・甘みなど)を選んでいってください。色んな銘柄を飲んでいくうちに自分の好みが見つけられると思いますよ。
コーヒーショップの店員さんに聞いてみるのもおすすめです。

生産地別の特徴をまとめました。
生産地ごとに一つずつ飲んでみるのも、特徴ごとに飲んでみるのもいいですよ。

生産地特徴
中南米
(ブラジル・グアテマラ・コロンビアなど)
酸味と苦味バランスが良く飲みやすい。
ナチュラルな甘味とコクが特徴。
アフリカ系
(ケニア・エチオピア・タンザニアなど)
フルーティな酸味、華やかな香りとコクが特徴。
東南アジア
(マンデリン・ベトナムなど)
どっしりとした苦味と飲みごたえのあるコクが特徴。
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コーヒー豆の表面が油みたいにテカテカしているのはなぜ?

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コーヒー豆にはコーヒーオイルという油分が含まれています。深煎りになるほど油分が表面に多く出てきてテカテカになります。決して品質に問題があるわけではありません。深煎りになるほどコーヒーオイルは多く、コク・深みも増します。コクや深みをより楽しみたい場合は、ステンレスフィルターを使用したりフレンチプレスで淹れてみてください。
品質に問題はないのですが、このコーヒーオイルは酸化して劣化すると味が落ちてしまうので、しっかり密閉して冷暗所に保存してください。

【詳しくはこちら】コーヒーの保存方法 いつでも新鮮で美味しいコーヒーを飲むには⇒

コーヒーを淹れる

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コーヒーを美味しく淹れるコツは?お湯の温度は?

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  • はじめにコーヒー粉全体を浸る程度お湯を注いだら30秒蒸らす
  • お湯は真上から中心に円を描くように注ぐ(直接フィルターにかからないように)
  • 器具やカップを温めておく

お湯の温度は、80℃~95℃がおすすめ。浅煎りは温度高め、深煎りは低めにするといいです。
温度が高いほど苦味が出て、低いと酸味・甘みが出ます。

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ハンドドリップの分量の目安を教えて。(挽き目・お湯の量・コーヒーの量)

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コーヒー豆の挽き目は、中細挽き~中挽き。
細かい方が味が濃く出ます。

分量の目安は「6g~8g/100ml」

お好みで調節してみてください。

完成量は、注ぐ湯量よりも30~50ml少なくなります。(コーヒー粉が少しお湯を吸うため)

下の表は、コーヒーの量を基準にして湯量が一目で分かるようになっています。

左から【薄め(6g/100ml)→ 6.5g/100ml → 7g/100ml →濃いめ(8g/100ml)】の湯量になっているので、自分の好きな濃さで湯量を決めてください。

我が家は、2番目の薄さで抽出することが多いです。

コーヒー豆・湯量早見表

コーヒー粉の挽き目や豆によっても差異があるので目安として参考にしてみてください。

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ペーパーフィルターは湯通しが必要?

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ペーパーフィルターに少量お湯かける湯通しは、紙の匂いを落とす・器具を温めてコーヒーを冷めにくくする意味があります。なので、ペーパーフィルターの湯通しはおすすめです。

関連記事】ペーパーフィルターの選び方とおすすめ5選⇒

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コーヒードームはなぜできるの?

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コーヒードームは、コーヒーに含まれているガスがお湯に触れることで出来るものです。コーヒーガスは、コーヒーの鮮度が高い方が多いのでコーヒードームができやすくなります。しかし、新鮮だからと言ってすべてにコーヒードームができるわけではなく、ガスが少ない浅煎り豆や、一度に淹れるコーヒーの量が少なかったりお湯の温度が低く挽き目も粗い場合だとガスは出にくいので「コーヒードームができない=美味しくない」というわけではありません。

コーヒードームを作りたい場合は、新鮮な深煎り豆がおすすめです。

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コーヒー豆の挽き度合い別の適したコーヒーの淹れ方は?

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以下の表を参考にしてみて下さい。

粗さ見た目適した淹れ方
極細挽き上白糖ほどのパウダー状エスプレッソ
細挽き上白糖とグラニュー糖の中間水出しコーヒー、サイフォンコーヒー
中細挽きグラニュー糖程度コーヒーメーカー、ペーパードリップ、水出し、サイフォン、フレンチプレス、エアロプレス
中挽きグラニュー糖とザラメの中間サイフォン、ネルドリップ、フレンチプレス、エアロプレス
粗挽きザラメ程度パーコレーター

【関連記事】コーヒーミルで世界が広がる。使い方やおすすめのミルを紹介⇒

コーヒーを淹れる器具について

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ハンドドリップとコーヒーメーカー、どちらがいいの?

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どちらもメリット・デメリットがあるので、ご自身のライフスタイルや好みに合わせて使い分けるのが良いと思います。

ハンドドリップコーヒーメーカー
味わい自分好みの味が引き出せる安定しているが、少し物足りなく感じるかも
便利さ自分で淹れる手間がかかる忙しい時や大人数分淹れる時に便利
楽しさ自分でハンドドリップする楽しさがある見てるだけ
難しさ初心者には最初は難しいかも初心者でもボタン1つで作れる

【関連記事】全自動ミル付きコーヒーメーカーの選び方 おすすめ3つ紹介。半自動との違いも⇒

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コーヒーフィルターは何がいい?

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コーヒーフィルターには、ペーパーフィルター、ステンレスフィルター、ネルフィルターがあります。

  • ペーパーフィルター…スッキリした味わいになる。コーヒー粉はペーパーフィルターごと捨てるだけなので簡単。使い捨てなのでコストはかかるが、手に入れやすい。
  • ステンレスフィルター…コーヒーの香り・コクがしっかり抽出される。何度も使えるがコーヒー粉を捨てて洗うのが少し手間。
  • ネルフィルター…口あたりが滑らかなコーヒーになる。長期で使えるがお手入れ・保存が大変。

ちなみに、ペーパーフィルターは白いフィルター(漂白タイプ)と茶色のフィルター(無漂白タイプ)がありますが、おすすめは、紙の匂いがせずコーヒー本来の味を感じることができる白のフィルターです。

【関連記事】ペーパーフィルターの選び方とおすすめ5選⇒

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ドリップコーヒーを淹れるために必要な器具は?

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ドリップコーヒー淹れる際に使う道具は以下の通りです。

  1. コーヒーミル
  2. ドリッパー
  3. コーヒーサーバー
  4. ペーパーフィルター
  5. ドリップポット・ケトル
  6. ドリップスケール

粉を使う場合はコーヒーミルは不要ですが、美味しいコーヒーを淹れるならコーヒーを淹れる直前にコーヒー豆をミルで挽く方が良いです。
ドリップスケールも、タイマー付きでない量りがあるならそれで問題ありません。

【詳しくはこちら】お家でドリップコーヒーを淹れる 必要な道具はこれだけ⇒

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コーヒーに使う水は何が良い?

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水は、軟水~中硬水を使いましょう。軟水の方が苦味が抑えられ、マイルドになります。逆に硬水だと苦味が強く出てしまいます。
浄水器の水も軟水なので大丈夫です。水道水はやや雑味が出やすいので、浄水器を使う方が良いでしょう。
コーヒーの約99%は水なので、水にこだわるのも美味しいコーヒーを淹れる秘訣です。

色んなコーヒーの作り方

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アイスコーヒーの作りかた(急冷式や水出し)

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アイスコーヒーは2種類の作り方があります。

  1. 急冷式ドリップ・・・少なめのお湯でドリップした濃いコーヒーに氷を入れて急冷する。普段のドリッパーとサーバーが使える。
  2. 水出し(コールドブリュー)・・・水で長時間かけて抽出する。「水出しコーヒーポット(約8時間抽出)」や「ウォータードリッパー(約1~3時間抽出)」を使用する

下の記事で詳しく説明しています。

【詳しくはこちら】アイスコーヒーの作り方(急冷・水出し)おすすめの水出しコーヒー器具も紹介⇒

コーヒーを保存する

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コーヒー豆の賞味期限や保存方法は?未開封の場合は?

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コーヒーの賞味期限は、豆の状態で焙煎日から約30日。焙煎から粉にした状態で10日が目安。
すぐに飲み切れる場合は常温保存で構いませんが、飲み切れない分は冷凍保存がおすすめです。密閉できる袋かキャニスターで保存しましょう。
賞味期限は美味しく飲める目安なので、カビなどが発生しない限りは飲んでも大丈夫ですが味は落ちています。
未開封の場合は製造日から1年程度は問題ありませんが、未開封でも酸化は進むのでなるべく早めに飲み切るようにしましょう。

【詳しくはこちら】コーヒーの保存方法 いつでも新鮮で美味しいコーヒーを飲むには⇒

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コーヒーは抽出した状態で保存できる?

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お湯で抽出したコーヒーはすぐに酸化してしまうので、保存はできません。30分もすれば酸っぱいコーヒーになってしまいます。
水出しコーヒーなら3日以内に飲み切るようにしましょう。

その他

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コーヒーかすの活用方法は?

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コーヒーかすの「消臭・脱臭」効果は知っている方も多いと思いますが、
他にも、
虫よけ・蚊よけ
家庭菜園や植物のたい肥として
雑草対策/肥料
油汚れの洗剤

など、様々な再利用方法があります。
また、消臭と一口に言っても、靴や靴箱の消臭、瓶やタッパーなど食器の消臭、灰皿の消臭など用途は様々。
詳しい活用方法は下の記事で説明しています。

【詳しくはこちら】消臭効果だけじゃない!コーヒーかすの再利用方法まとめ⇒

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