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「コーヒー一年生」が話題を呼んでいる。
コーヒーの産地や種類を愛くるしいイラストともに擬人化し、コーヒーを分かりやすく解説している本書だが、今回は特別に著者である粕谷哲氏にインタビューの機会をいただきました。
本記事では「コーヒー一年生」の出版秘話や粕谷哲氏、自身についてやコーヒーに対する考え方を対話形式に紹介していきます。
コーヒーはもっと楽しいもの。を伝えたい

SNSを中心にコーヒー一年生の反響が大きく感じているのですが、評価の声など感じましたか?以前も一冊本を出していたと思いますが、その時より注目度が高まったのでは?

あんまりよくわからないですが、反響はデカかったですよね。(笑)
今までよりもっと広い層の人たちに届いている感じはしましたね。

「コーヒー一年生」はコーヒーの知識がまだ浅い方向けに感じますが、コーヒー一年生を出版しようと思ったきっかけはありますか?

僕から出版の希望をだしました。もともとワイン一年生を読んだことがあるのですが、すごいわかりやすくて…。
その時ワインのこと知らなかったし、興味はあるけど、なんか難しい世界なんだろうなって思っていたところに、ワイン一年生を読んで、「あ、こんなに楽しく学べる本があったんだ」みたいな。それまではワインの本とかって文章ベースとか、写真見ながらとか知識がまとまった本はいっぱいあったんですけど、読み物として面白いものってあんまなかったので。

なんかそれ読んだ時にコーヒーもこういうアプローチの仕方でもっと楽しいものだっていうことを伝えられるんだなって思ってたんで、なんか自分もそういう本を出せたらいいなっていう思いからやらせてもらった感じですね。

なるほど。コーヒーとワインは通ずるところもありますよね!
コーヒーを擬人化する難しさ

コーヒー一年生はコーヒーをイラスト化して分かりやすく説明してくれる本ですが、苦労した点や力を入れた点はありますか?

やっぱり擬人化の所は、楽しかったですけど大変でした。自分の中でざっくりしたコーヒーの説明するってあんまなくて、僕らってプロだからやっぱり、スペシフィック説明になっちゃう。それを浅く広く説明するためにその擬人化するっていうところは、結構大変でしたよね。エチオピアって言っても色んなコーヒーあるよなぁとか…。


そうですよね。まさに、擬人化にあたってキャラクター化していったと思うのですが、イラストレーターの山田コロさんとのすり合わせは難しかったと思うのですが、好きなコーヒーとキャラクターのイメージはマッチしましたか?

コロさんと話し合ったので、イメージは全部マッチしていますよ!自分が好きじゃないコーヒーでもマッチしている気はしています。

なるほど。この本って初心者向けながらも、後半ではドリップに慣れた人にも参考になる情報も多かった気がします。特にどんな人に読んでもらいたいですか?

僕は全員に読んでほしいとは思いますね。もちろん初心者の方には階段になる本だと思っていて、初心者ゾーンからよりハイクラスへ。別に高くなる必要はないのですが、知識を得ていくための階段になれば。

世の中のコーヒーの本って、僕の1冊目もそうですけど、もうすでにコーヒーに詳しい人向けの本だったりするので。理屈ベースだったり、知識ベースだったり。あまり楽しませるって観点の本ってあまりなかったと思うんですよ。そう言った面では初心者に読んでほしいけど、上級者の方にもこの本を使って、初心者の方たちにコーヒーの楽しさを伝える道具として使ってもらえたら嬉しいなって思いますね。
わかりやすく、馴染みやすく作ってはいるけど、書いてる情報は深かったりするし、そういう意味でも良い本かなと思いますよ。
この本が全てじゃなく、人それぞれ感性があって良い

コーヒー一年生を読んだ方、これから読まれる方に一言ください!

読んでない方にはぜひ読んでほしいです!コーヒーって難しくなくていいですよね。楽しんでいい。ってことをこの本を通じて感じてほしい。みんな初心者から始まると思うんですが、初心者から中級者への階段が用意されていないのがコーヒー業界だと思っていて…。この本を読めば初級から中級へのステップアップが軽くなるのでコーヒーが楽しくなるのではないと思います。

もうすでに読んでくれた人に一言お願いします!

この本に書いてあることが全てじゃなくて、擬人化に関しては特にその通りではなくて、「ざっくりと こういうイメージっぽいよね」っていう俺の主観のキャラクターなので皆さんにとってのグアテマラはこんな感じとか、皆さんの中にあるキャラクターを大事にしてもらえばいいのかなと思います。

「粕谷さんが言ってるように感じられないから自分はダメだ」ではなくて自分はこういうキャラクターを見つけたって思えばそれはもっと楽しいことにつながるし、いろんなキャラクターがいるものなので そういうところを今後は楽しんでみていくとコーヒー 2年生3年生っていう風になっていくんじゃないかなと思いますね

お、コーヒー2年生、3年生を形として残します…?

全くないですね(笑)


そうゆうのって難しくて、その役目が本当に俺なのかって思うし、ある意味進む方向を決めちゃうってことになるじゃないですか。自分は自分で偏った価値観持っちゃっているだろうし、それに習わせる気も違う気もするんですよね。
コーヒー一年生はフラットな入り口として置いておいて、そっから先はみなさんが決めればいいのかなと。あとは僕のYouTubeを見てもらえれば!(笑)

ありがとうざいます!後半は粕谷さん自身について、いくつか質問させてください!