世界と肩を並べる日も近い「タイ」コーヒーの味と特徴

世界と肩を並べる日も近い「タイ」コーヒーの味と特徴

3月 12, 2021

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コーヒーと言えばエチオピアやブラジルなどを思い浮かべることも多いでしょう。

実は近年新たな産地としてタイのコーヒーにも注目が集めれられています。

今回は、タイコーヒーの味の特徴や歴史、インターネット通販でも簡単に買えるおすすめのタイコーヒーをご紹介します。

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タイコーヒーの特徴

タイのコーヒー豆生産量は世界で30位と決して多くありませんが、アジアでは3番目に大きなコーヒー生産国です。

南部ではロブスタ種、北部ではアラビカ種が生産されており柔軟性に富んだ栽培が特徴的です。

歴史

タイにあるドイトゥン地区。
この地域はタイ、ミャンマー、ラオスの国境に面したゴールデントライアングルと呼ばれる自然豊かな地域です。

ここで暮らす少数民族は仕事のため国境を行き来してきたため国籍を持っていませんでした。

そのため政府の援助を受けられず、貧困にあえぐ人々はやむを得ず、長年麻薬であるアヘンの栽培で生計を立ててきました。

この問題にタイ王室のメーファールアン財団は「ドイトゥン・プロジェクト」を立ち上げケシ(アヘン)の栽培からコーヒー栽培への転換を推進。

世界的な流通が見込め、経済的に自立ができるようなプロジェクトの発足がタイコーヒーのルーツと言えます。

栽培・収穫・生産体制

タイでの生産はロブスタ種が最も盛んで年間8000トンの収穫量。
北部ではアラビカ種のみで約500トンもの収穫量があります。

栽培や生産の歴史には日本人も携わってきました。
2014年、川島 良彰さんがドイトゥン・プロジェクトのコーヒーアドバイザーに任命され、以降定期的に現地に向かってはドイトゥン地区のコーヒーがアジア、世界に通用する品質になるよう技術指導をしています。

東京大学コミュニケーションセンターではオフィシャルコーヒーとして販売されています。

タイコーヒーの味の特徴

もともとタイで多く収穫されていたロブスタ種は栽培が比較的簡単なことに対し、味や風味が劣り、苦みが強く出てしまいます。

そのため、タイの露店やバンコクの屋台街などで販売されているコーヒーはミルクや砂糖でとても甘く味付けされています。

一般的に知られているタイコーヒーは豆の品質が良くないため、甘さで緩和しているようです。

品質で勝負のドイトゥンコーヒー

ドイトゥンコーヒーを始め、タイで高級路線を確立したブランド豆は日本でもカルディなどでも販売され見かけるようになりました。

ドイトゥンコーヒーの味の特徴はローストナッツのような香ばしさと、スパイシーなテイストが特徴です。

スペシャルティコーヒーとなった現在では生産者の意識も高まり、タイ産コーヒーは今後ますますクオリティの向上に期待ができそうです。

おすすめのタイコーヒー

タイコーヒーはインターネット通販やカルディの店舗等でも簡単に入手することができます。

 銀河コーヒー ブルームーン(タイ王国)  

手軽にタイのコーヒーを楽しみたい方におススメです。

タイ、チェンライの山岳農園で育成されたコーヒー豆。

甘みが特徴のイエローチェリーと完熟のレッドチェリーを両方含んでいます。
すっきりとしていて味わいも良い。けれど飲み足りなさを感じることはない。と口コミでも好評のようです。

カルディ ドイトンコーヒー

ドイトン開発プロジェクトにより「ゴールデン・トライアングル」で栽培されたコーヒー豆。

バランスのよいダークローストで仕上げられており、スパイシーなテイストとローストナッツのような香り高い風味が特徴です。

賛否が分かれるコーヒーのようで、独特な香りも含むようです。気になりますね。

タイコーヒーのまとめ

タイでコーヒーの生産が盛んになった背景をご紹介しました。

今はまだ聞きなじみのないドイトゥンコーヒーですが、今後さらなる発展のもとブラジルやエチオピアなどと肩を並べる日も近いのではないでしょうか。

適正同じアジア圏で栽培されたコーヒー豆。気なった方はぜひチェックしてみてください。