【簡単】コーヒーかすを使った肥料の作り方

【簡単】コーヒーかすを使った肥料の作り方

2月 28, 2021

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お家でコーヒーをたくさん飲む方はコーヒーの粉で淹れた後の出がらしである「コーヒーかす」がたくさん出ているのではないでしょうか。

コーヒー粉のかすは、うまく使うことができれば植物が育つ肥料やたい肥になりますが、扱いが難しく注意が必要なことも多いです。

今回はコーヒーかすの再利用方法でも肥料や、たい肥に絞ったお話をしていきます。

後半では私が実際に、自宅でコーヒーかすを肥料にした工程を記載しているのでぜひ最後までご覧ください!

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コーヒーかすの再利用方法は様々

コーヒーかすは肥料やたい肥の他にも

  • 消臭・脱臭剤
  • ネコ除け
  • 虫よけ・蚊よけ
  • 雑草対策/肥料
  • 油汚れの洗剤

と様々な利用方法があります。

以下の記事ではコーヒーかすの再利用方法についてまとめていますので興味がある方は見てみてください。

コーヒーかすは肥料になるのか

コーヒーかすはそのままの状態では肥料とはなりません。

コーヒー粉に砕き、お湯で成分を抽出して出た出がらしは、コーヒー豆が本来持っている栄養分が抜かれた、文字通り「かす」の状態です。

その状態で植物を育てる土壌に混ぜると窒素量が減り、かえって悪影響を及ぼしかねません。

しかし、コーヒー豆は多くの気孔がある多孔質で、腐葉土やたい肥、特有の匂いを緩和する効果があります。
コーヒーかすと肥料を混ぜて熟成することによって微生物の成育を促進させ、状態の良い土にしてくれます。

自宅で作れる!コーヒーかすを使った肥料の作り方

コーヒーかすで肥料を作るためには米ぬかを使った方法もありますが、今回は腐葉土だけで作れる簡単な「コーヒーかす肥料」の作り方をご説明します。

また完成までに1ヶ月~3ヶ月要するため、根気が必要になります。

必要なものと下準備

  • コーヒーかす(約500g)
  • 段ボール(厚めが理想)
  • 新聞紙
  • 腐葉土(1.2ℓ)
  • スコップか手袋

肥料を作成するための容器として今回は段ボールを使用します。

用意できない場合は汚れてもよいバケツなどでも代用が可能です。

また肥料作成は完成まで毎日かき混ぜることになるので、スコップや園芸用の手袋をあらかじめ用意しておくのが無難です。

下準備として必要なことはコーヒーかすを乾燥させておくことです。

濡れた状態のコーヒーかすはカビ発生の原因となります。

必ず作る前に乾燥させサラサラな状態にしてから行いましょう。

乾燥させたコーヒーかす 約500g

段ボールで容器を作る

ダンボールは、コーヒーかすや腐葉土を入れて肥料を作るための容器として使用します。

箱の状態に戻したら底をテープでしっかりと塞ぎましょう。
中には腐葉土やコーヒーかすが漏れないよう1日分程度の新聞紙を大きく敷き詰めていきましょう。

乾いたコーヒーかすと腐葉土を混ぜる

上記で作った箱に、腐葉土→コーヒーかすの順番で入れていきましょう。

上で説明したようにコーヒーかすはカビ発生の原因となりますので、下準備でしっかりと乾かしたコーヒーかすを使用しましょう。
濡れたままはNGです。

中に投入したら用意したスコップや手袋を着けまんべんなくかき回していきましょう。

保管場所が外やベランダの場合、雨風や虫の混入を避けるため、いらなくなったタオルなどで段ボールを覆いフタをしましょう。

私の場合はレンガで底上げしました。

初回の作業は以上になりますが、保管時は通気性を確保しましょう。

段ボールの下にも空気が行きわたるように箱を底上げし風通しの良い状態で保管してください。

毎日かき混ぜる

土、微生物の発酵を早めるため、毎日かき混ぜましょう。

風通しのよい場所で保管し、毎日土の中に空気をと送り込むようにかき混ぜるのがポイントです。

この間にコーヒーかすが増えた場合継ぎ足しで入れてもOKです。
この作業で土の中の微生物が分解、発酵を促し状態の良い良質な肥料となります。

一か月ほど継続し土がほんのり熱を持ってきたら熟成の合図です。肥料としてお使いになれますよ!

庭にそのまま撒くのはOK?

コーヒーかすは発酵させないとカフェインが含まれている状態です。

カフェインは植物の発芽や育成を阻害する物質として扱わているため、植物を育てている場所にそのまま撒くのは絶対にNGです。

逆にその性質を利用し、雑草などが生えてほしくない場所にコーヒーかすを撒くと雑草防止にもなるようです。

ここまでの過程をみて、手間に感じた方は肥料以外の方法でコーヒーかすを再利用すると良いでしょう。

コーヒーかすを肥料にするまとめ

  • コーヒーかすは乾燥させた状態なら簡単に肥料を作ることができる。
  • ただし、発酵まで時間がかかるため根気が必要。
  • 手軽に再利用したい場合、雑草を抑制したい場所に撒くと効果的!