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美味しいコーヒーを淹れるためには様々な道具を揃えるより先に高性能のミルを使うことが近道です。
今回は家庭用電動ミルの最高峰、カリタ「ネクストG(アーミーグリーン)」を購入したので特徴や性能を紹介します。
目次
カリタ ネクストG アーミーグリーン
外観

細身でスタイリッシュです。思っていたよりもかなりコンパクト。
私はアーミーグリーンを選びましたが、濃すぎないマットグリーンで我が家のインテリアとも馴染みました。
仕様
名称 | ネクストG アーミィグリーン |
本体価格 | 60,500円(税込) |
型式 | KCG-17 |
電源 | 100V 50/60Hz |
消費電力 | 60w |
定格時間 | 5分 |
本体サイズ | 約W123×D215×H401 |
本体重量 | 2300g |
ホッパー容量 | 60g |
受缶容量 | 60g |
原産国 | 日本 |
今回私は楽天で購入しました。
定価は約6万円ですがアーミーグリーンとスモーキーブルーは楽天やAmazonでは約3万8千円程度で購入できます。
楽天だとさらにポイントがたくさん付くのでかなりお得に買えます。
ちなみに、現在のカラー展開は、
- スモーキーブルー
- アーミーグリーン
- 九州限定 ホワイト
- Amazon限定 アクアブルー
- 北海道限定 グレー(「大地の珈琲」さんのオンラインショップでは特典付きで購入できます)
の5色です。
※カリタオンラインショップではスモーキーブルーとアーミーグリーンのみの販売
電源スイッチは前面に

電源スイッチは前面にあるので押しやすい。
15段階の挽き目調整ダイヤル

※写真のダイヤルに書いてある数値は画像編集によるものです。実際には記載ありません。
カチカチ音はしないタイプのダイヤル。15段階の挽き目が選べます。
残念ながらエスプレッソ用の極細挽きはありません。
目安は
- 細挽き…マキネッタ、サイフォン
- 中挽き…ペーパードリップ、コーヒーメーカー、フレンチプレス
- 粗挽き…パーコレーター
挽き目は後ほど一覧で紹介します。
挽き目ダイヤルがずれている場合は、ダイヤル中央のネジを外して調整します。
豆ストッパーと安全装置


電源スイッチをオンにしたら豆ストッパーを開けて豆を挽きます。
ミルに豆が挟まった状態から回し始めるとミルの刃に圧力がかかり刃が傷みやすくなるようです。
また、ホッパーを装着していないとスイッチを入れてもミルが動かないような安全装置も付いています。
50%低速化したセラミック製ミル
ミルはナイスカットGの金属刃からセラミック刃になり、50%低速化したことで熱を持ちにくく切れ味もさらに良くなりました。


電動ミルで気になるのは挽くときの音。
私はツインバードの全自動ミル付きコーヒーメーカーを使用していますが、比較するとネクストGの方がかなり静かに感じました。低めのモーター音で嫌な音ではありません。
ネクストGはナイスカットGよりも挽く時間が少し長くなったみたいですが、それでも25gで45秒程度なので気になりません。
50%低速化したことで摩擦熱によるコーヒー豆の風味の劣化を抑えてくれて、コーヒーの粒度の安定性も高まっているそうです。

粉の飛び散りを防止する静電気除去装置


ネクストGの1番の特徴がこの静電気除去装置。とにかく評判が良いです。
ミル本体や受缶にコーヒーの粉がまとわりつかないように、イオンが発生し静電気を除去してくれます。
もちろんイオンは目に見えないのですが、本当にコーヒー粉の付着が少なく、飛び散りが全然ないので驚きです。

25g挽いた後の粉の出口はこんな感じです。多少の残りは感じるもののかなりの効果。


数回使用するとトレイにも多少落ちますが、全然少ない。トレイも外せるのですぐきれいにできます。
お掃除が簡単になるのでありがたいですね。
受缶


今回、受缶もとても欲しかった物の一つです。
手に馴染むステンレス。たまごのような形でかわいいです。
この受缶はドリッパーにコーヒー粉を移すときに粉が飛び散らないような設計。
フタが独特な形をしていますが、出口が細いのでドリッパーに移しやすいです。
ホッパー

プラスチック製の軽いホッパー。
ナイスカットGよりも縦長にスリムになっています。容量も60gでナイスカットGよりも10g多く挽けます。
説明書


説明書は全7ページでお手入れ方法も簡単そうでした。
他にもアースに関する説明とテスト挽きを実施したとの紙も入っていました。
水場や湿気の多い場所で使用する場合は説明書を参考にアース線の取り付けを行いましょう。
挽いてみる
豆25gを挽き目3番で挽いてみます。

ホッパーにセットして、

ダイヤルを3番にセット。

スイッチを入れてストッパーを開いて挽いていきます。

音も静か。きれいに挽けてます。

このままドリッパーに粉を投入して淹れます。


粒度が均一だからかいつもより飲みやすく美味しく感じます。豆を挽く手間がかなり省けたので簡単に美味しいコーヒーが楽しめて大満足です。

挽き目一覧
挽き目ダイヤル15段階を細挽きから順に試してみました。















中挽きの8番でもかなり粗め。ハンドドリップは2番か3番を使っています。
粒度のバラつきが少なく均一に挽かれているのが分かります。
この粒度の均一性は味わいに劇的な変化をもたらし、ミルの性能差がはっきりと表れます。
エスプレッソ用の極細引きがあればもっとよかったです。
ミルのお手入れ
お手入れについて説明書には2~3か月に1回はミルの刃を掃除するようにと書いてありました。
今回は100gほどコーヒー豆を挽いた状態でミルのお手入れをしてみます。
お手入れ前にミルの下にトレーや大きめの紙を置いておいた方がコーヒー粉の片付けがしやすいです。

マイナスドライバーや10円玉などで、ダイヤル横のネジを外します。かなりきつく締まっていました。
ネジを取って調整ダイヤル部分を外したらコーヒー粉が落ちてきます。


まずは回転カッター部分のお掃除です。固めのブラシで粉を取り除きます。


回転カッターを引っ張るとミルの刃が出てきます。回転カッターの先端についているバネ(調整スプリング)はなくさないように気をつけましょう。

ミルの刃にもコーヒー粉が詰まっていました。


ミルの刃もブラシで粉を取り除いたら部品を元に戻して終わりです。
ネジなどの部品も少なく、思ったよりも簡単で安心しました。
ネクストGの良いところ・気になるところ
良いところ
- サイズ・形がスタイリッシュでコンパクト
- コーヒー豆を挽く時間も短くて音も静か
- 受缶からフィルターに粉を移しやすい
- 粒度が均一で雑味・水っぽさのない美味しいコーヒーが淹れられる
- コーヒー粉の飛び散りが少なくお掃除がとても楽ちん
- ミル刃のお手入れも簡単
ナイスカットGやみるっこDXなどの電動ミルと比べると少し挽く時間は長いそうですが、手挽きミルや我が家のコーヒーメーカーのミルと比べると挽く時間は圧倒的に短いです。
音も静かですしお掃除の手間もかかりません。
とにかく自宅で使うには十分すぎるくらい使いやすいです。
気になるところ
- エスプレッソ用の極細挽きがない
- 挽き目調整ダイヤルのメモリに数字や文字がないので分かりにくい
エスプレッソを自宅で淹れる方にはおすすめできませんが個人的にはそれ以外の不便はありません。
挽き目調整ダイヤルに番号を書いてくれていたらもっと見やすかったなと思います。
美味しいコーヒーを淹れるための第一歩
コーヒーは非常にシンプルな飲み物です。
コーヒー豆を挽いたときの均一な粒度感がコーヒーの味に劇的な変化をもたらします。
今回ネクストGを使用して4万円ぽっきりでここまでコーヒーの味に関する変化を感じることができ嬉しく思いました。
これからもコーヒーを飲んでいく方は、まずはミルを見直してみてください。ネクストGはとてもおすすめです。きっともっと楽しいコーヒータイムになりますよ。
