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「バターコーヒーはダイエットに効果的！」
そんな言葉を一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
バターコーヒーは「グラスフェットバター」と「MCTオイル」が入ったコーヒーのこと。
バターコーヒーは正しく飲用すればダイエット効果もできますが、MCTオイルの過剰摂取は重大な副作用を起こしかねません。
今回は、バターコーヒーの危険性や副作用について詳しく説明していきます。
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目次
そもそもバターコーヒーって？
バターコーヒーとは牧草のみで飼育された牛から採れる「バター（グラスフェットバター）」と「MCTオイル」と言われる体の中に脂肪として蓄積されにくいオイルを混ぜて飲むコーヒー。
「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」という本で紹介され日本でも有名になりました。
完全無欠コーヒーとも呼ばれています。
バターコーヒーは、飲むことである程度の満腹感が期待できます。
この満腹感を利用し、朝食をバターコーヒーに置き換え朝食を抜く「朝ファスティング」という考えを「バターコーヒーダイエット」と呼んでいます。
バターコーヒーに危険性や副作用はあるのか
グラスフェットバターの油とMCTオイルの油を一度で二重に摂取するバターコーヒー。
人体への影響や危険性、副作用はあるのかそれぞれ見てみましょう。
グラスフェットバターの摂取に危険性はあるのか
現時点ではグラスフェットバターが人体の健康に良い、悪いは判断されていません。
バターが健康に良い、悪いの議論は近年も活発に行われていますが、ハーバードの専門家たちは「過剰なバターの摂取は健康に悪いというエビデンス（根拠）は覆っていない」としています。
グラスフェッドバターには酪酸（らくさん）が多く含まれており、マウスを使った実験では酪酸が健康に良い可能性を示唆しているようです。
しかし人体レベルの研究ではまだまだ普通のバターより健康に良いとされる科学的根拠やエビデンスはないようです。
参考：We Repeat: Butter is Not Back.
MCTオイルに危険性はあるのか
MCTオイルの鎖脂肪酸は分解がされやすく消化が速い特徴があります。
体内に脂肪として蓄積されにくいのでダイエットに効果的なオイルとして有名です。
MCTオイルは（中鎖脂肪酸）は体内に入ると肝臓を刺激してケトン体といわれる産物が生成されます。
ケトン体は、血糖値を上げる事なく心臓や脳のエネルギーを作り出す事ができるのでダイエットや糖尿病等にも有効です。
しかし、MCT100％のオイル摂取は人体に有害とする論文が発表されています。
もともとMCTオイルはココナッツオイルに含まれており含油量は65％程度。
自然の中で作り上げられた濃度が人体に良い影響を与えるようです。
バターコーヒーに副作用はあるのか
バターコーヒーに含まれるMCTオイルは摂取量を誤るとケトン体が血中に増えすぎて、嘔吐や下痢、強い眠気等の副作用がおこる可能性があります。
歌舞伎俳優の市川海老蔵さんは以前MCTオイルの過剰摂取で、腹痛や下痢、吐き気などの症状が起きたことを自身のブログで語っています。
初めて使う方は少量からスタートし必ず用法を守って使用するのが鉄則です。
また、MCTオイルもバターも脂質なのでもちろんカロリーがあります。
摂りすぎてしまうとカロリーオーバーで太ってしまう可能性もあります。
バターコーヒーに危険性があるとは断言できない
冒頭で説明した「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」という本で紹介され話題になったバターコーヒーダイエットですが、まだまだ科学的根拠がまだ不十分なように思えます。
しかしバターコーヒーが危険性があるという根拠もまたありません。
グラスフェットバターやMCTオイルの過剰摂取は副作用等を起こしかねませんが、これらの栄養素は私たちがこれまでの生活で摂取してきた栄養素でもあります。
また多くの方がダイエットに成功した事例もあります。
バターコーヒーダイエットを選択の一つとして、体調や体重管理に上手に利用してみてください。
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