みなさんは、忙しい時や大人数分を手早く淹れたい時、淹れるのが面倒な時、どのようにコーヒーを淹れているでしょうか。
もともとミルを持っている方や、いつもコーヒーを粉で購入されている方はミルが必要ないので、ミルなしコーヒーメーカーを検討されると思います。
ミルなしコーヒーメーカーといっても
- コーヒー豆を挽いたコーヒー粉で淹れる「ドリップ式」
- 専用のカプセルを使う「カプセル式」(ネスカフェドルチェグストなど)
- 専用のコーヒー粉を使う「ソリュブル式」(ネスカフェバリスタなど)
など種類が豊富なので、どれが自分の生活スタイルに合ったコーヒーメーカーなのか、選ぶのが難しいですよね。
そこで今回は、ドリップ・カプセル・ソリュブルの「ミルなしコーヒーメーカーの選び方とおススメ」を紹介します。それぞれのメリット・デメリットを確認して、自分の生活スタイルに合ったコーヒーメーカーを選びましょう。
ミルを持っていない方は、全自動ミル付きコーヒーメーカーも検討してみるのも良いと思いますよ。
目次
こんな方はミルなしコーヒーメーカーがおすすめ!
- 【ミルを持っている方】
・・・すでに手挽きや電動のミルを持っているので、ミルは必要ないという方 - 【粉を買っている方】
・・・コーヒー粉を常用している方や、たくさん淹れたり手頃に飲む用にコーヒー粉を買っているという方 - 【すばやく飲みたい方】
・・・忙しくて自分で淹れる時間がない方、淹れるのが面倒な時がある方、ネスカフェバリスタなどすぐに1杯抽出してくれるものが良いという方
ミルなしコーヒーメーカーの種類
一覧表
ドリップ・カプセル・ソリュブルの値段や味、淹れ方などの概要です。
ドリップ式 | カプセル式 | ソリュブル式 | |
---|---|---|---|
本体価格 | 約1,000円~数万円 | 約6,000円~70,000万円 無料レンタルあり | 約4,000円~16,000円 無料レンタルあり |
1杯分の値段 (コスパ) | 使用するコーヒーの値段次第 | 約52円~ | 約13円~ |
味・種類 | 自分の好きなコーヒーを使用 | 専用カプセルを使用 (4~29種類) | 専用コーヒー粉を使用 (10種類程度) |
毎回の淹れ方 | 水・フィルターと飲む分のコーヒー粉を量ってセット | 水・カプセルをセット | 水をセット |
毎回の片付け | ドリッパー・サーバー・フィルターの掃除 | カプセルを捨てる・カプセルをセットする容器を水洗い | なし |
「ソリュブル式」は、1度コーヒー粉をタンクにセットすれば(約30杯分と約60杯分のパックがある)、コーヒー粉がタンクからなくなるまでは水をセットするだけでコーヒーができるので、1番簡単。
なので、すぐに1杯だけ淹れたいなら「ソリュブル式」が1番早いです。
お手入れは、カプセル・ソリュブル式は毎回ではなく1日の終わりに給水タンクや部品を洗います。
ちなみに、、、
ドリップ式の1杯分の値段の例として、「スタバのパイクプレイスロースト」793g/2100円で計算すると、1杯約26円。
ソリュブル式の倍くらいになりますね。
どれが自分に合っているか、さらに詳しく見ていきましょう。
【ドリップ式】忙しくてもこだわりの美味しいコーヒーを飲みたいなら
デロンギ ディスティンタコレクション ドリップコーヒーメーカー[ICMI011J-BZ]
水とコーヒー粉をセットして抽出する、ミルが付いていないコーヒーメーカー。
自分の好きなコーヒー粉で淹れることができます。
フィルターやサーバーの種類の違い・給水タンクの着脱可能の有無など種類も様々。
最近では、有名バリスタのレシピを再現してくれる次世代マシンも続々と出てきています。
本体の値段は安いものだと5000円以下で買えるものも多数。
色んな機能やこだわりが詰まったモデルだと1万を超えるものも。
【カプセル式】色んな味を楽しみたいなら
「カプセルコーヒー」とは1杯分のコーヒーがカプセルに入っているもの 。
これを専用のコーヒーマシンにセットして1杯ずつ抽出するのがカプセル式。
カプセルの種類は比較的多いです。
1番有名なのが、ネスレの「ネスカフェ ドルチェ グスト」ですが、他にも様々なメーカーがマシンを販売しています。
本体は安いものだと6000円程度で購入可能。
定期便に申し込むと無料レンタルできるマシンも。(条件付き)
主なメーカーと人気商品 | 味の種類 | 1杯あたりの値段 | マシン本体価格 |
---|---|---|---|
ネスレ日本 「ネスカフェ ドルチェ グスト ジェニオアイ」 | 20種類以上 | 約52円~120円 | 5,980円~ 無料レンタルあり |
ネスプレッソ 「エッセンサ ミニ」 | 20種類以上 | 約81円~108円 | 12,100円~ 無料レンタルあり |
UCC 「DRIP POD DP3」 | 14種類 (コーヒー粉でも抽出可能) | 約68円~162円 | 9,900円~ マシン無料あり |
日本コカ・コーラ 「&Drip」 | 4種類 | 約67円 | 15,180円 |
キューリグ 「BS300」 | 29種類 | 約86円~378円 | 12,416円 無料レンタルあり |
【ソリュブル式】コスパ◎すぐにコーヒーを飲みたいなら
「ソリュブルコーヒー」とは抽出液に微粉砕したコーヒー粉を混ぜてから乾燥させたもの。
お湯をそのままかけて溶かす、インスタントコーヒーとほぼ同じです。
こちらもカプセル式と同様、ソリュブルコーヒーと水をセットするだけで簡単に1杯淹れることができます。
1杯あたりの値段が1番安く、コスパ最強です。
(激安のコーヒー粉と同じくらいの値段)
コーヒーの種類は10種類程度。
カプセル式と比べると少なく感じますが、コーヒーだけを飲むなら十分な数だと思います。
本体は安いものだと5000円以下で買えます。
無料レンタルもできる。(条件付き)
ミルなしコーヒーメーカー選び方
ミルなしコーヒーメーカーの品質やお値段は様々。
選ぶ際に考慮する条件を挙げてみたので、ご自分の条件を確認してみてください。
- 【抽出方法】・・・「ドリップ式」なら蒸らし機能があると良い。エスプレッソやカフェラテなど色んな種類も楽しみたいなら「カプセル式」がおすすめ。
- 【味(品質)の違い】・・・フィルターの種類、蒸らし機能、抽出方法(ドリップ、エスプレッソ)で変わる。
- 【フィルター(ドリップ式のみ)】・・・「ステンレスフィルター」はコーヒーのコクもしっかり抽出されるが、コーヒー粉を捨てるのが少し手間。「ペーパーフィルター」はスッキリした味わいになり、コーヒー粉はペーパーフィルターごと捨てるだけなので簡単。
- 【サーバー(ドリップ式のみ)】・・・「ガラス製」は手入れがしやすい、「ステンレス製」は保温性が高い。
- 【必要な容量】・・・何杯分淹れたいのか。一人用から大人数用など様々。
- 【サイズ】・・・キッチンスペースに合うサイズを。
- 【価格】・・・コスパはソリュブル式が良い。カプセル式は本体もカプセルもやや高め。
- 【デザイン】・・・自分のお好みで。
- 【その他機能】・・・蒸らし機能や保温機能、タイマー機能があるものも。
ミルなしコーヒーメーカーのメリット
ドリップ式
- コーヒーメーカーの中で低価格なものが多く、コンパクトなサイズから大容量サイズもある。
- 自分の好きなコーヒー粉で淹れられる。
- 挽きたてなら新鮮な美味しいコーヒーを飲める。
- 大人数でも1度に淹れられる。
- 保温機能やタイマー機能があるタイプは、冷めないコーヒーを楽しめる。
⇒普段から自分でコーヒーを淹れる方は、お気に入りのコーヒーで忙しい時や大人数分を淹れられるのが◎
カプセル式
- すぐに1杯を淹れられる。
- カプセルの種類が豊富で、色んな飲み物がすぐに楽しめる。
- コーヒーだけでなく、紅茶や抹茶などのカプセルもある。
- 1つずつ密閉容器に入っているので、いつも同じ美味しさを保てる。
- 計量の必要がなく、操作が簡単。
- カプセルを捨てるだけで、毎回の掃除の手間が少ない。
- 定期便に申し込むと、本体が無料レンタルできる。
⇒色んな味が選べるので子供がいる家庭にもおすすめ
ソリュブル式
- すぐ1杯を淹れられる。
- カプセル式より1杯あたりの値段が安く、コスパが良い。
- 毎回の掃除の手間がない。
- 計量の必要がなく、操作が簡単。
- 定期便に申し込むと、本体が無料レンタルできる。
⇒毎日たくさん飲む人で手軽さ・コスパ重視の方に特におすすめ
ミルなしコーヒーメーカーのデメリット
ドリップ式
- 毎回淹れる分のコーヒー粉と水を量らなければいけない。
- 使い終わったら1回ごとにコーヒー粉を捨ててドリッパーを洗う必要がある。
- ペーパーフィルターならフィルター代がかかる。
- メッシュフィルターならフィルターを洗うのが大変。
- あらかじめコーヒー豆を挽く必要がある。
- コーヒー粉で買っている場合は日が経つにつれて鮮度が落ちてくる。
⇒カプセル・ソリュブル式よりお手入れが面倒
カプセル式
- 他のコーヒーメーカーに比べて、本体・カプセルの値段が高い。
- 抽出の時の周りのコーヒーの飛び跳ねがあるので掃除が必要。
- ドリップ式に比べて抽出音が大きい。
- カプセルのゴミがたくさん出る。
- 本体サイズが大きい。
⇒1杯あたりの値段が1番高い
ソリュブル式
- 詰め替え式なので、1度コーヒー粉をセットしたら使い切るまで違う味に変えることができない。
- コーヒーの味の種類が比較的少ない。
- ドリップコーヒーより味が劣る。
- 抽出の時の周りのコーヒーの飛び跳ねがあるので掃除が必要。
- ドリップ式に比べて抽出音が大きい。
- 本体サイズが大きい。
⇒味に満足できないかも
おしゃれなミルなしコーヒーメーカーおすすめ5つ!
ドリップ・カプセル・ソリュブルの特徴、メリット・デメリットをお話してきましたが、どんなコーヒーメーカーがご自分に合っているか、なんとなく想像できたでしょうか。
今回は、おすすめの「ミルなしコーヒーメーカー」を5つ紹介します。
【ドリップ式】象印「STAN.」EC-XA30-BA
出典:象印
1万円以下で購入できるコンパクトなコーヒーメーカー。デザインがシンプルで良い。
容量が420mlなので、マグカップ2杯分(約180ml×2杯)。本体サイズも小さく、水タンクが取り外し可能、浄水フィルター付きで、使い勝手も良さそう。
アイスコーヒーも淹れられます。
【ドリップ式】デロンギ「ディスティンタコレクション」ICMI011J-BZ
デロンギ ディスティンタコレクション ドリップコーヒーメーカー[ICMI011J-BZ]
2杯分じゃ容量が足りないって方は、先ほど説明で写真を載せたデロンギのコーヒーメーカーがおすすめ。容量810mlなので、マグカップ4杯以上淹れられますね。(1杯180mlで計算)値段はかなり上がりますが・・・かっこいいデザインでキッチンがおしゃれ空間になりそう。
【カプセル式】UCC「DRIP POD」DP3(W)
出典:DRIP POD
カプセル式でおすすめは「DRIP POD」
もちろん有名なドルチェグストも良いですが、この「DRIP POD」の1番良いなと感じている点は、市販のコーヒー粉でも抽出できるところ。
コーヒーメーカーを1台も持っていないのであれば「DRIP POD」があれば、専用カプセル以外にも自分の好きなコーヒーを淹れられるので良いですよね。
1回に1人分しか淹れられませんが。。。
本体の値段も少し高めかもしれませんが、定期便に申し込むとマシンが無料でもらえるので、お得だと思います。
カプセルの値段も、他のメーカーと比べて高くはありません。
強いて言えば、カプセルの種類が14種類なので他メーカーより少なめ。
【カプセル式】ネスカフェドルチェグスト「ジェニオ エス」
現在のドルチェグストのマシンレンタル無料は「ジェニオ エス」ホワイトです。(2021/3/20 現在)
カプセル最大15%OFFで送料無料で3か月ごとに届けてくれます。※定期お届け便の新規申し込み受付の再開は5月中旬以降になる予定
最新のスタバのカフェラテなど9種類を含め、20種類以上の味を楽しめるのが人気のポイントです。たくさん味を選べると飽きずに楽しめるでとっても良い。
公式サイトはこちらからどうぞ➝ネスカフェ ドルチェ グスト
【ソリュブル式】ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ W[ダブリュー]
出典:ネスカフェ
なんといってもコスパはネスカフェバリスタが1番なので、味は気にせずたくさんブラックコーヒーを飲むならおすすめですね。現在販売されているバリスタの種類は、「Duo(デュオ)」「50(Fifty)」「シンプル」「W(ダブリュー)」の4種類。
その中で、現在マシン無料レンタルキャンペーン対象機種が「W(ダブリュー)」
無料レンタルが1番お得なので、今買うなら無料レンタルマシンの「W(ダブリュー)」をおすすめします。
カラーはレッドのみ。(2021/3/20 現在)
マシン無料レンタルについて詳しくは下のボタンから公式サイトに飛べます。
ただ、無料レンタルは定期便に申し込んで、3回以上継続しなければならなかったりと条件があるので、長く続ける予定がなかったり、解約時のマシン返却が面倒なのであれば、本体が1番安い「バリスタシンプル」を買う方が気兼ねなく使えるかも。
Amazonで3000円ちょっとで販売されています。
「バリスタシンプル」は、ブラックとカフェラテしか淹れることができないのですが、2種類で十分な方は「バリスタシンプル」の方が操作もお手入れも簡単なので良いと思います。
ミルなしコーヒーメーカー、どんなものがいいか見つけられたでしょうか。
みなさん一人ひとりに合ったコーヒーライフを楽しめますように。。。