コーヒーを飲むと出る、コーヒーの出がらし(コーヒーかす)。
このコーヒーかすは実は色々な再利用方法があります。
この記事ではコーヒーかすの再利用方法や種類について解説していきます。
ご自身にあった再利用方法をぜひ見つけていってくださいね。
目次
コーヒーかすの再利用でどんなことができるの?
コーヒーかすの消臭、脱臭効果は知っている方も多いと思いますが、他にも、
- 虫よけ・蚊よけ
- 家庭菜園や植物のたい肥として
- 雑草対策/肥料
- 油汚れの洗剤
など、様々な再利用方法があります。
また、消臭と一口に言っても、靴や靴箱の消臭、瓶やタッパーなど食器の消臭、灰皿の消臭など用途は様々です。
①消臭・脱臭

コーヒーかすの1番の強み「消臭・脱臭効果」を生かさない手はありません。
コーヒーかすは、湿った状態で活性炭の2~5倍も消臭効果があるんだとか。
消臭効果はおおむね2~3週間。
長く放置しすぎると徐々に湿気てカビてしまうので、こまめに交換が必要です。
靴や靴箱の脱臭に
コーヒーかすで作った消臭・脱臭剤をそのまま靴の中に入れると脱臭効果が期待できます。
また靴箱には多めのコーヒーかすをおくことで空間の匂いも取り除いてくれます。
瓶やタッパーなど食器の消臭に
食品が入っていたタッパーや食器の匂いがなかなか取れず困っている方は、中に乾いたコーヒーかすを入れると脱臭されます。
この瓶やタッパーをそのまま冷蔵庫や、トイレに置けばそのまま空間の消臭も兼ね備えます。
一度の手間で食器も空間も消臭され一石二鳥ですね。
灰皿の消臭に
乾いたコーヒーかすをそのまま灰皿の中に敷き詰めると、中に残ったタバコの嫌なにおいを消臭してくれます。
用中の灰皿に入れるだけ。簡単に匂いを吸収してくれます。
他にもまだまだ使えるおすすめの置き場所
上記は一例で、他にも脱臭に使える場所はたくさんあります。
基本的にどこでもニオイが気になるところに置けるので、汎用性が高いです。
匂いが気になっていた場所があればどんどん試してみてはいかがでしょうか。
- 冷蔵庫
- 生ごみ箱…直接少量ゴミ袋に入れても◎
- トイレ
- 玄関
- 電子レンジ…湿ったままのコーヒーかすを30秒~1分チン
- 魚焼きグリル…そのままコーヒーかすを敷く
- 掃除機…コーヒーかすを少し吸わせる
消臭・脱臭剤の作り方
気になる消臭・脱臭剤の作り方はシンプル。
完全に乾燥させたコーヒーかすをお茶パックや深めの容器(フタなし)に入れる。
これだけです。
そして、消臭・脱臭したい場所に置きましょう。
お茶パックは100均やスーパーに売っています。うすい生地の袋(ガーゼなど)でも大丈夫。
まずは、コーヒーかすを乾燥させる

基本的に、コーヒーかすは完全に乾燥させてから使います。
完全に乾燥していないとすぐにカビが生えてしまうので要注意。
コーヒーかすを乾燥させる方法
- 新聞紙やトレーに移し、平らにならして風通しの良い場所や日当たりの良い場所に置く(1日くらいでOK)
- 低めのワット数で電子レンジでチン(時々混ぜながら数回に分けて)
- フライパンで弱火で炒める
上記の3つの方法がありますが、できれば天気のいい日に自然乾燥させるのが、簡単でお金もかからなくて良いかなと思っています。
(電気代・ガス代が気になるので)
電子レンジなら、電子レンジ内の脱臭も一緒にできるので一石二鳥でいいかもしれません。
完全に乾燥させるのが意外と大変みたいで、仕上げにフライパンで炒める方もいらっしゃいますね。
私は、自然乾燥で試していますよ!
②虫よけ
虫は主にナメクジに効果があります。
コーヒーかすを撒いておくだけでナメクジやアリ、その他の害虫の繁殖も抑えることができるそうです。
③ネコよけ

野良ネコがお庭に来てしまって困っている方は、コーヒーかすを撒いてみて下さい。
ネコは、コーヒーのニオイが苦手なので寄り付かなくなります。
効果はあったりなかったりと様々ですが、実際に野良ネコが来なくなったという方もいらっしゃるみたいなので、試してみる価値ありですね。
④雑草対策/肥料

そのまま撒けば雑草対策になる
そのままコーヒーかすをそのまま撒けば雑草対策になります。
コーヒーかすには植物の育成を妨げる成分(植物育成阻害物質)が入っているので、雑草が生えて困っているところに撒いてみましょう。
発酵させると肥料にもなる
コーヒーかすは土に混ぜて発酵させると、保水性・保肥性が向上し植物の生育の手助けをしてくれます。
しかし、植物の種類によっては逆効果の場合があるそう。
そして肥料としての効果も1~2週間と短い。
植物の種類によって合う合わないがあるし、カビも発生しやすく肥料にするのはなかなか難しいらしいようです。
以下では実際に肥料を作る工程を記事にしています。気になったらぜひご覧ください!

⑤油汚れ

コーヒーかすは油汚れを取るのにも効果的。
おすすめの使い方
- 残った油をコーヒーかすに吸わせる
・・・油が残った鍋やフライパン、魚焼きグリルに入れて油を吸わせる。 - 油汚れをコーヒーかすでこすり落とす
・・・コーヒーかすを湿らせて、スポンジにつけてこすったり、コーヒーかすを入れたお茶パックを湿らせてこする
洗剤要らずでとってもエコですよね。
⑥靴磨き・靴のツヤ出し/金属磨き
コーヒーに含まれる油分を利用して、靴や金属もきれいにできます。
コーヒーかすの水気をよく絞ってから、やわらかく目が細かな布(ガーゼなど)でコーヒーかすを包みましょう。
靴を磨けば、ワックス効果でツヤが出ます。
金属を磨けば、さび止めにもなります。
⑦裁縫の針山
針山の中身として活用もできます。
コーヒーの油分で、裁縫針がサビずに長持ちさせることができます。
コーヒーかすはカビが発生しないようにしっかり乾燥させてくださいね。
また、コーヒーかすが生地からこぼれないように、なるべく目が細かく厚めの生地を使いましょう。
ほんのりコーヒーの香りも楽しめちゃいます。
まとめ
今回紹介した再利用方法以外にも、コーヒー染めや入浴剤・マッサージスクラブなどの使い方もあるみたいです。
今まで捨てていたのがもったいないですね。
コーヒーかすを乾燥させるのが若干手間ですが、環境にも優しいので皆さんもぜひ試してみて下さい。