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コーヒーを飲むことによって虫歯になったり、歯を溶かすようなことはあるのでしょうか?
今回は普段気にしていなかったコーヒーがもたらす「歯」への影響を調べてみました。
コーヒーで虫歯になるのか?
ブラックコーヒー単体で虫歯になることはありません。
コーヒーが原因で虫歯になったという方の多くは、コーヒーに砂糖が含まれるものを飲んでいたり、ブラックコーヒーと一緒にお菓子や甘い食べ物を口にしている場合が多いようです。
虫歯菌のエサである糖の摂取が原因で虫歯になることはあっても、コーヒー自体に虫歯になるような成分はないそうです。
「虫歯にはならないけど、コーヒーは酸性だから歯を溶かすらしい」
そんなことを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
実はこれ、半分は合っていて半分は間違っているようです。
コーヒーは酸性だから歯を溶かす?
コーヒーは体内に入る前はpH5前後と言われており、弱酸性であることが分かっています。また、酸は歯のエナメル質を溶かすと言われています。
※pHとは酸性かアルカリ性かを表す数値のこと。
コーヒーは酸性なので、長い時間口の中にとどめると歯を溶かす可能性があるようです。
しかし、酸性の食べ物やコーヒーを控える必要はありません。
なぜなら口の中が一時的に酸性になっても、唾液の持つ力で自動的に中性に戻るからです。
ただし、長時間かけてダラダラと飲み続けると、口の中が酸性である時間が増えます。
コーヒーを飲むときは、あまり時間をかけずに飲み、飲んだ後はお水で口の中をすすぐと、よりリスクが減ります。
コーヒーは虫歯予防になるのか?
リオデジャネイロ連邦大学の研究チームから、「ブラックコーヒーは虫歯の予防に効果がある」という研究結果が発表されたようです。
研究チームは、子供の抜けた乳歯に唾液から採取した細菌を付着させ、唾液を付着させ、細菌バイオフィルムを繁殖させました。この歯をブラックコーヒーを浸して経過を観察したところ、細菌バイオフィルムが分解を始めました。研究チームはコーヒーに含まれる、ポリフェノールが抗菌作用をしたのではないかと考えているそうです。
しかし、研究のように歯を長時間コーヒーに浸すことはありませんし、歯の着色や酸化を考えると注意が必要です。
まだまだ研究が必要なようで、現時点ではコーヒーが虫歯予防に効果的という根拠はありません。
コーヒーは歯にとって良いのか?
今回の調べでは、コーヒーそのものによって虫歯になったり、逆に虫歯予防になることはないことが分かりました。
コーヒー愛好者の私からすると、気にせず飲み続けられるので安心しました。
しかし、歯にとって影響はないものの、口臭や着色などとは別に知識が必要です。
口臭への影響や、対策方法に関しては、【原因と対策】コーヒーを飲んだ後の口臭はなぜ発生するのかをご覧ください。